2015年05月27日

あとがき

こんにちわ!
はじめましての人ははじめまして!

もしタイムスリップできて何時の時代の誰に会ってみたいですか?って質問されたら僕は江戸時代の牛深遠見番役人原才右衛門に会って見たいと答える。今では憧れの存在になってしまった。

今回でホントの第二章最終回です。
非公開部分が多くて本当に申し訳なく思っております。ここまでお付き合いいただいたきありがとうございました。正直自分一人ではこれは無理だったと思う。何はともあれ最後までいけて良かった。

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『あとがき』

 牛深八景から引き続き御番所まで牛深の歴史を学びました。
 自分のルーツを探るため故郷の歴史を知るとしてきました。ここでもっと個人的なことを書くと、牛深八景は私の母方からお話を伺った牛深の歴史で今回の御番所は父方からお話を伺った牛深の歴史でした。

 この二冊が合わさって私自身を形作るものです。私自身をはっきり明文化したことになる。
 二冊の本で一区切りは付きましたがこれで終わりではありません。自分自身を知ってやっとこれで表現者としてのスタートラインに立つことが出来たと思っている。ここから僕は始まるのだ。

「学は、もって已むべからず
青は藍よりい出て藍より青く、
氷は水これを為して水よりも寒し」

 荀子の一節。学問はここまでで終わりと云う事はないので弛んではいけない。藍から生まれた青がもとの藍よりも鮮やかに青いように、水からできた氷がもとの水よりももっと冷たいように、(師を凌ぐ学の深さを持った弟子も生まれるものなのだ。)という意味。

 牛深の方にとってこの「藍より青く」という言葉は一九七二年NHK連続テレビ小説で放映されたドラマとして馴染みが深いものだと思う。私は当時生まれていなかったので近年書籍で取り寄せ読ませてもらった。(藍より青くについては牛深八景ブログにて三回に渡り考察しております。) 「藍より青く」という作品はこの荀子の一節とは無縁だそうだ。

 後に名脚本家となるその著者山田太一さんはあとがきでこう書いている。
【今の時代の自己形成が、「藍より青く」というような前世代との連続性の中で行われず、いわば「藍より赤く」といった非連続なかたちをとりがちであるという思いでした】そして【いま私たちに必要なのは、過去への生き生きとした関心であり過去との連続性の回復ではないでしょうか】と続けている。

 四十数年経った現在を生きる私も同じことを思っていた。
 私は「藍より青く」生きたい。「藍より青く」を志したい。そう強く思っている。

 ブログ「牛深御番所てんこ盛り」を読んで下さった方々に多大なる感謝を申し上げます。温かくご支援くださる故郷天草の皆さま、本を予約して頂いてくださっている方々、牛深八景、牛深御番所ブログかたらんな関係者の方々、それに、誰よりも私の活動を理解し共に歩んでもらった父と母に感謝いたします。ありがとうございました。





  


Posted by hirok○ at 20:00Comments(0)御番所第二章