2021年04月24日

女性天皇について学びたい(第二回)

今回は我が国二人目の女性天皇である第35代皇極(こうぎょく)天皇の即位部分を学ぶ。

女性天皇について学びたい(第二回)

皇極天皇の一つ前
第34代舒明(じょめい)天皇については前回の推古天皇後の皇位継承に記載。

第35第皇極天皇
父親 茅淳王(ちぬおう)
母親 吉備姫王(きびひめおう)

父親の茅淳王の系図。
女性天皇について学びたい(第二回)

皇極天皇(宝皇女・たからのひめみこ)は舒明天皇の男兄弟の子供で男系女性であり、さらに舒明天皇と結婚をしている。ここもまた先代は異母兄弟の子供と結婚することで血統を近いものにしている。男系女子。

舒明天皇の子である開別(ひらかすわけ)皇子。別名・中大兄(なかのおおえの)皇子が少年であって若すぎたたため即位したとされる。
ここで関係してくるのが蘇我氏に対する配慮である。

舒明天皇は皇后(皇極天皇)以外にも男子がいて、夫人は蘇我馬子の娘だった。先に天皇の男子がいて、蘇我蝦夷の甥たが皇后の子ではないので正嫡ではなかった。後から産まれた中大兄皇子を即位させると崇峻天皇のように暗殺されてしまうと思ったのでしょう、ここでも女性が間に入ることで関係性を保ったのだった。

しかしこれに乗じ、蘇我蝦夷の子である蘇我入鹿(そがのいるか)が父に代わり執権を握ろうと台頭してくる。

前回推古天皇の所で書いた次の候補者・田村皇子と山背大兄王がいて、一度は選ばれなかった山背大兄王の存在が入鹿は邪魔になってくる。

643年、入鹿はついに斑鳩(いかるが)宮に兵を使わし山背大兄王を攻めさせた。大兄王は一旦生駒山にのがれたが、側近からは東国へ逃れて再挙することを勧められる。大兄王は民に苦しみを与えることになるとこれを採用しなかった。そして再度斑鳩宮に帰り、そこでその子弟妃妾一族ともにみな自害した。

ここ、悲しすぎるでしょ。思い出して。山背大兄王は推古天皇の孫、厩戸皇子(聖徳太子)の子である。現代にも伝わる偉大な太子の子孫は入鹿の暴挙によって全て亡くなってしまった。これは我が国史における大きな悲劇の一つであるのは間違いない。

だってさ、今聖徳太子の末裔がいたら確実に総理にはなるやろし、東大も首席で圧倒的に卒業するレベルの知能だったろうしその後の日本はさらにいい国だったかもしれないのだから。

もちろんね、この時代の人達もさこれには大きなショックを受けて、父の蝦夷までもさすがに入鹿バッシングをしたと記録されている。

そして出てくるのが歴史の授業で誰でも習った中臣鎌足(なかとみのかまたり)が、舒明天皇の子である中大兄皇子と接触し勧誘。645年共同で入鹿を斬り付け殺害した。入鹿が暗殺されると蝦夷は翌日入鹿の屍を前にして、邸宅に火をかけ自害。これは乙巳(いっし)の変と呼ばれ、皇位継承と政変が関係しているのでクーデターとなっている。

乙巳の変より日本の体制が変わっていくこの出来事があの有名な大化の改新である。

学校教育で天皇の事教えてくれてなかったからさ、大化の改新って言葉だけ覚えてて中身わかりづらかったよね。ここでも学校でしっかり古事記の内容教えるべきだなぁって再度思う。戦前みたいに神話から皇位継承しっかり教えるべきだよね。ちなみに蝦夷が邸宅に火を放ったことで天皇記と国紀という書物が失われたという。現存していれば古事記より古い日本の国史書物だった事は言うまでもない。ここまで含めて蘇我氏は日本において悪く書かれることが多い。


第36代孝徳天皇
父親 茅淳王(ちぬおう)
母親 吉備姫王(きびひめおう)

父母でわかるように皇極天皇と父母が同じ。孝徳天皇は皇極天皇の弟である。男系男子。
ここでも男系女性天皇は一代限りで男系男子に戻した。

男系男子ではもともと皇極天皇と舒明天皇の子である中大兄皇子と古人大兄(ふるひとのおおえ)どちらかが即位するはずだったが、古人大兄は蘇我馬子の孫であったため大化の改新後暗殺を恐れたのか出家して隠退した。

皇極天皇が退位したことにより初の譲位が行われたという事になる。皇極天皇の弟が天皇になることで間を置き中大兄皇子は皇太子になった。中大兄皇子が若かった為ともいわている。聖徳太子に習い皇太子として政治の中心に立ち内大臣(うちおおみ)と加えて側近として右大臣左大臣(みぎ・ひだりのおおきみ)という役職を作りサポートさせると決め、一同は大槻の樹の下に集まって天神地祇に誓いを立て君臣協力して公明正大な政治を行うことを約束し、ここに「大化」という年号を立てた。これが我が国初めて年号が成立した瞬間である。


省略したくても大事なこと多くて長くなってしまう。実は次も皇極天皇(女性)が重祚(再び即位)するのでこの続きはまた次回。







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